A.悪い癖、その他色々な原因が考えられます
悪い歯並びになる原因としては、乳歯のむし歯・悪い癖・親から子へ代々受け継がれる遺伝や母体内での影響などが考えられます。 顔や顎の成長する大事な時期に悪い癖が長く続くと、歯並びが悪くなるだけでなく顔の形にまで影響しますから、できるだけ早く見つけ、止めさせるようにしなければなりません。 悪い癖で多いのが指しゃぶりですが、これをいつまでも続けると出っ歯になってしまいます。 しかし、3歳くらいまでに止めさせれば、そう心配はいりません。
ところで、今一番問題になっているのは食べ物が軟らかくなり、時間をかけてしっかりとかまなくなった事です。軟らかい食べ物はほとんどかまなくても食べられるので、かむ回数も1回の食事で5〜600回と戦前と比べて半分に、大昔の人々と比べると1/6の回数に減っています。 硬い物を食べないと顎が正しく成長しないので、歯の生える場所が狭く 乱ぐい歯 ・ 八重歯 などになってしまいます。
歯の健康のためには、適当に硬く加工し過ぎないで、しかも繊維を多く含んだ食品を食べるべきです。 いくら忙しくてもインスタント食品はなるべくひかえ、家族全員で食卓を囲み、しっかりと何度もかむようにしたいものです。
A.悪い歯並びは、全身の健康に影響します
歯並びが悪いと重なり合う部分の清掃がうまくできないので、むし歯や歯槽膿漏などの病気になりやすくなります。 また、正しくかめないと顎の関節が悪くなり、不快な頭痛や耳鳴りなどをおこします。食べ物のこなれも悪くなるので、胃腸に負担がかかり全身の健康にも影響します。 「出っ歯」の人は前歯が空いているので麺類は奥歯でかむか、舌で押し潰すようにして食べなければなりません。「受け口」の人は奥歯でかみしめるたびに下の顎が前に突き出し、変な顔つきになります。
関節が悪くなり食事のたびにコリコリ音がするとか、上手にかめないので時間がかかり、他の人と食事をする時はいつもあまりかまずに飲み込んでしまう人もありました。 また、「受け口」や「歯がかみ合わずに開いている人」は、舌足らずで歯切れの悪い発音になるので人前で話したがりません。
歯並びの悪い人たちが程度の差こそあれ、それぞれ大変な苦労をしていると思うと本当に気の毒です。お子さんがなにも言わなかったなどと言って、悪い歯並びを放置したままではかわいそうです。
A.余分な心配をしなくても大丈夫ですよ!
よくある質問はこちらです
●「食べ物」について
歯を動かすのに小さな器具や細い線を使いますが、無理をするとこわれる事もあります。 ですから、器具や線にくっつきやすいお餅やチューインガムなどは制限されますが、その他の普通の食べ物は全く自由です。
● 「痛み」について
痛みの感じ方にも個人差があり全く平気な人もあれば、器具が粘膜にすれたり歯が浮いたりして痛いと訴える人もあります。 そのような時でも数日で慣れてしまって、すぐになんともなくなるので心配はいりません。
● 「抜歯」について
歯を抜かないと治せない事もあります。
昔に比べて現代は食べ物が軟らかくなり、あまり咬まなくても食べる事が出来るようになりました。 その結果、現代人の顎はずいぶんと小さくなりました。 ところが歯の数は昔のままなので生える場所がなく、歪んでしまう事が多くなったのです。 そこで歯と顎の大きさを調和させるためには、歯の数を減らさなければなりません。 自分の身体に合った大きさの洋服を着るように、歯の数も顎の大きさに調和していればよいのです。 「良い歯を抜く」のではなく「余分な歯を捨てる」のです。しかし治療法が進み、以前と比べると歯を抜く事もかなり少なくなっています。
●「いじめ」について
歯に器具をつけるので嫌がる人は多いようです。 他の人はつけていないのに自分だけが器具をつけて恥かしいとか、いじめられないかと心配しています。 しかし思いきって治療を始めてみると、不必要な心配であった事がすぐにわかります。 器具をつけて初めて他の人に会った日は、皆の目がそこに集まって質問ぜめにあい一日中説明しなければならないでしょう。 でも、人の好奇心はそう長続きしないもので、いつまでも人気者ではおれません。 余分な心配をしなくて良いのです。
●「治療中に留学や転勤で通院できなくなる場合」について
治療途中に転居される場合、転居先の矯正歯科医あるいは大学病院の矯正科をご紹介します。先方へは歯の模型、X線写真、治療の記録などの資料や紹介状をお渡ししますので、安心して治療を続けていただけます。 海外へ行かれる場合でも、世界中の矯正歯科医の名簿を用意し、いつでもご紹介できる体制が整っています。
詳しくは、http://www.orthod.or.jp/2007/03/q4_6.htmlをご覧ください。